「ワードプレスを使わないメリット」いうちょっとややこしいワードでよく検索されているようなんですよね。
「ワードプレスを使わないブログ」っていうワードも近くにあるので、どうやらブログで稼げるらしいけど、「ワードプレスを使わない方法はないかな?」とか、「無料ブログでも十分に稼げるんだぜ」みたいな答えが欲しくて検索されているんだと思うんですよね。
結論から言えば、ブログで収益化を考えていない趣味の日記ブログであれば、わざわざワードプレスでブログを作る必要はありません。
ただ、少しでもブログを収益化させたいとか、オフィシャル商用ブログとしての位置づけとしてブログやサイト構築を考えているのであれば、ワードプレスは使わないメリットよりもワードプレスを使わないデメリットのほうが断然大きいです。
つまり、ワードプレスを使うメリットのほうが大きいということですね。
なのでここでは、ワードプレスを使わないメリットとデメリットについてまとめています。
目 次
ワードプレスを使わない3つのメリット
ワードプレスを使わないメリットは主に3つ。
- 初期費用や運用コストかからない
- 面倒な設定が必要ない
- すぐにサイトにアクセスが集まる
1つずつ、詳しく説明していきます。
初期費用や運用コストがかからない(ワードプレスを使わないメリットその1)
ワードプレスを使わない最大のメリットは、ズバリ初期費用や運用コストといった経費がかからないこと。
もうこれだけですね。
ワードプレス自体は無料なのですが、ワードプレスを使ってブログサイトを構築するにあたって、必ず必要な準備が、サーバーとドメインの契約です。
この部分には、お金がかかります。
多分、サーバーとドメインは契約したけど、ワードプレスは使わずに、ひたすらHTMLタグを打ち込んでブログサイトを作るよ、っていう方は少ないと思うんです。
というか無意味・・・
ワードプレス自体は無料で使えるので。
しかも、今やワードプレスは、日本を含むすべてのWebサイトの35.0%で使用されており、Webサイトのコンテンツを作成、管理するシステムの61.8%がワードプレスを使用しています。(2019年11月24日)
これだけ多くの国で、多くの人が使っているということは、多少の運用コストがかかったとしてもワードプレスを使わないデメリットよりも使うメリットのほうが大きいから。
イヤイヤ、趣味の日記ブログの事だよ、って方は、多分「ワードプレスをつかわないメリット」なんて調べずに、無料ブログですぐに使えて、ある程度アクセスも集まりやすくて、きれいなサイトを作れるとこを探してるはず。
世界で使われていようがいまいが、ほとんど関係ないはずです。
また、趣味が講じて、本格的に自分メディアを構築したいっと思う方も、「ワードプレスのメリット」のほうで、「ワードプレスのデメリット」なんて検索しないと思うんですね。
ワードプレス開設にあたっての経費がかかると言っても、サーバー代とドメイン代で1年間1万円弱。
初期費用も安いサーバーやドメイン探せば2,3千円しかかからないので、趣味にお金をかけるには安すぎる金額です。
趣味の習い事のほうが、断然お金ってかかりますからね。
仮に、ブログの収益化を考えてなくても、趣味をもっと広げたいって方や、ゆくゆくは自分メディアを構築したいって方や、収益はあげなくても、記事として資産化したいと思う方にとっては、ワードプレスのデメリットなんかは、多分検索しないわけです。
趣味を突き詰める人は、多少のややこしいことをクリアして、ひたすらメリット追いかけていきますからね。
ワードプレスの初期費用や運用コストがデメリット
ワードプレスでサイトを構築するのにかかる諸経費や運用コストの目安は、サーバーの容量やドメイン価格によって決まるのですが、おおよそ以下のとおりです。
- 初期費用で3000円~10000円くらい。
- 1年間で10000円~20000円くらい。
面倒な設定が必要ない(ワードプレスを使わないメリットその2)
ワードプレスは、サーバーとドメインを契約して、晴れてワードプレスまでインストールしてからもまだまだ設定が続きます。
もちろん初期設定のままでもすぐに使えるんですが、使い勝手が悪いのです。
その点、無料ブログは沢山のきれいな雛形テンプレートが揃っているので、お気に入りのテンプレートを見つければ、すぐにそれらしいサイトが出来上がります。
そうは言っても、無料ブログでも使い慣れるまではちょっと大変です。
この部分は、無料ブログもワードプレスも一緒です。
ただ、無料ブログの利点は、そのプラットホーム全体で不正なアクセスやサイバー攻撃から守ってくれるのに対し、ワードプレスで構築したサイトは、サーバー側で対策はされているものの、ある程度自分で守っていかなければいけません。
クレームなんかもダイレクトに届きますから、そういった守りの設定なんかも、面倒といえば面倒です。
ワードプレスの初期設定が初心者にはデメリット
慣れてしまえば簡単なワードプレスの初期設定ですが、サーバーとドメインを契約してワードプレスをインストールした後にも、まだまだ設定すべきことがたくさんあります。
ワードプレスでオフィシャル商用ブログを作ろうかな?って思って調べてみたときに、この設定手順を見て「ムリ・・・」って思ってしまうんですね。
初期費用や年間コストがかかる上に、ややこしい設定まで・・・
私も最初は、設定するのに1週間近くかかってやったのに、間違ってました。
ネットで調べながらやったのですが、自分の管理画面と参考サイトに表示されてる画面が違うんです。
その結果・・・
ただ、これは最初の段階だけのこと。
ここをクリアすれば、細かなメンテナンスは確かに必要だけど、単なる趣味ブログだとしても自分の世界観を自由に広げていくことが可能ですね。
すぐにサイトにアクセスが集まる(ワードプレスを使わないメリットその3)
ワードプレスでサイトを構築して、まず最初に驚くのが、アクセスの集まりの悪さ。
これ、半端ないです(笑)。
無料ブログでは、「新着」とか「トピック」とか、記事さえ書けば読んでもらえる仕掛けがたくさんあります。
が、ワードプレスは、砂漠に放りだされたような感じで、今まで、大型繁盛テナントの片隅ながら人気店だった、あれば何だったのか・・・と思うほどアクセスきません。
なので、趣味の日記ブログでワイワイ楽しんでいたい方にとっては、ワードプレスでサイトを構築するのはデメリットでしかありません。
お金をかけてサーバーやドメイン契約して、自分ひとりでこっそり、好きなことを突き詰めて行きたい方は別ですが、他人からの「イイネ」が欲しかったり、共感が欲しい人にはかなり孤独な時間が長いです。
そして、ちゃんとワードプレスにアクセスを集めようとするためには、サイトの構築以外にも勉強することがたくさんあります。
まずは、SEOですね。
検索されるであろう単語を調べたり、検索数を調べたり、なぜこの単語で調べられているのかという、検索意図を考えたりしなくちゃいけなくて、慣れないと頭が痛くなります。
なので、こういったことを勉強するのが面倒だったら、ワードプレスはデメリットしかありません。
サイトが育つまでに時間がかかるのがワードプレスのデメリット
ワードプレスで作ったサイトは、ドメインが育つまでに時間がかかります。
例えば無料ブログだと、ブログ内に独自のコミュニティがあったり、「新着記事」として表示されるトピックがあったりします。
な記事さえ書いていればなんとなく人目に触れるのです。
それによって、必ずと行っていいほど、あなたのブログにファンが付いたり、記事単位で「イイネ」がもらえたりします。
さらに無料ブログの場合は、例え、ひとりのブログの記事数が1記事だけだとしても、100人いれば100記事、1000人いれば1000記事で構成されています。
大型商業施設にテナントを借りるようなものなので、商業施設の知名度があったり、そこの数件の有名店が入居すれば、たまたまそこに立ち寄ったお客様の目にとまります。
悪く言えば「ついで」なんですが、オープンしたてで知名度もないブログをまず知ってもらうためには、「ついで」でもなんでも良いのです。
知られなければ何も始まらないので。
これに対し、独自ドメインで取得した1記事は、やっぱり1記事。
独立した店舗でメニューが1つの状態で、認知してもらうまでには当然時間もかかります。
ある程度記事数を増やして、ブログのタイトルやドメイン名を露出させていきながらサイトを育てていくのですが、正しくやっていかないと、なかなか認知してもらえないのです。
つまりSEO対策のことですね。
ただ、しっかりとSEOを意識した記事を書くことができれば、無料ブログを追い抜きます。
なので、ここで考えて欲しいのは、お金を稼ごうと思ってアルバイトや就職をする場合、何かしら勉強したり覚えたりしなくちゃいけないことってありませんか?
社会人になると、学校で勉強していたことが通用しないことがほとんどです。
そのバイト先とか就職先によって、独自の決まりや、やり方があって、それを覚えなくちゃ仕事にならないんですよね。
ブログの認知度をあげるための勉強も、これと同じです。
ブログを資産化しようとか、ブログを収益化しようとおもったら、なおのことです。
お金という対価を得るためには勉強もしなくちゃいけないし、会社の面接に行くときに、スーツを用意するように、ブログでお金を稼ごうと思ったら、サーバーやドメインは最低でも必要だということ。
趣味の集まりだったら、普段着でOKですけどね。
次にワードプレスを使うメリットについてもサラッと解説していきます。
ワードプレスを使うメリット
ワードプレスを使うメリットは沢山あって、調べればいくらでもででてきます。
ブログを資産化しようとか、ブログで収益を上げt稼ごうと思ったら、ワードプレスを使わないデメリットのほうが大きいんです。
- サイト構築が実は簡単
- テンプレートが豊富でカスタマイズが自由自在
- SEOに有利 ←☆
サイト構築が実は簡単(ワードプレスのメリットその1)
ワードプレスはサーバーやドメインを契約して、ワードプレスまでインストールしてしまえばある程度はテンプレートがやってくれます。
このあたりは無料ブログと同じです。
実はサイトの構成は思っているほど難しくなく、簡単なんです!
しかも沢山の人が使っているので、カスタマイズ方法や困った時のトラブルに対する対処法も探せばたくさん出てきます。
記事を書くための管理画面も凄くシンプルで、無料ブログやワードやエクセルとほとんど変わりません。
↓この「ぽんかんチャンネル」の管理画面をチラ見せするとこんな感じです。
これはワードプレスのバージョンやテンプレートによって少し異なりますが、タイトルを入れる箇所には、推奨の文字数まで記載されています。
多分、普段使っている無料ブログやワードやエクセルと同じような感じのはずです。
テンプレートが豊富でカスタマイズが自由自在(ワードプレスのメリットその2)
ワードプレス自体は白紙の状態なので、そこにテンプレート(テーマ)を入れて、自由にアレンジすることが可能です。
これは、無料ブログでも同じはずです。
沢山のひな形の中から、お気に入りの雛形を選んで、画像をオリジナルに変えたりするだけで、自分簿ブログが出来上がります。
ワードプレスも同じです。
けたりしているはずで、これも無料ブログと同じですね。
ワードプレスをインストールしたときに予め入っているテンプレもありますし、サイトの目的や好みによってテンプレ(テーマ)を変えるだけでガラリとイメージを変えることもできます。
テンプレ(テーマ)も、無料のものと有料のものとがあり、目的によって買えることができるのですが、最近の無料のテンプレは十分にSEO対策もされていて、見た目も有料テンプレ(テーマ)と見分けがつかないほどです。
さらに、プログラミングの知識がある方は、CSSに一文を追加したり変更するだけで、自由にカスタマイズすることも可能ですし、ややこしい設定はしなくてもいいように、テンプレ内にわかりやすい形で予め設定されています。
ワードプレス用の無料と有料のテンプレートを3つずつピックアップして見ます。
デモサイトを見ることができるので、雰囲気だけチェックしてみてください。
無料のテンプレ(テーマ)でも、無料ブログとは雲泥の差のはずですよ。
無料オススメのテンプレート
⇒ cocoon
⇒ STINGER8
有料オススメのテンプレート
サロン系の有料テンプレ(テーマ)だと大体10000円くらいはかかるのですが、入力項目が予め決まっているので、そこに必要な情報を入れていけば出来上がります。
結構、以下のテンプレを使っているところは多いですよ。
⇒ SKIN
⇒ NOEL
⇒ LOTAS
ちなみにこの「ぽんかんチャンネル」では、「Diver」という有料のテンプレートを使っています。
ちゃんとカスタマイズできていないので、公式のでもサイトと同じテンプレ(テーマ)を使っているとは思えないのですが・・・
▼「Diver」公式サイト▼
SEOに有利(ワードプレスのメリットその3)
ワードプレスでサイトを構築する最大のメリットは、SEOに有利な部分。
最初はなかなかアクセスが集まらず、苦戦するのですが、記事数が増えたり時間がかかれば同じ記事タイトルで無料ブログとワードプレスを比較した場合、断然ワードプレスで構築したブログのほうが強くなってきます。
これはワードプレスにアクセスを集めるために、自分なりに勉強するから、ということもありますし、テンプレート内にSEO対策が施されているからでもあります。
さらに1つのドメイン内に複数記事がある場合、検索者のニーズを満たしたものしかGoogleに表示されなくなっています。
何か調べ物をして答えを探す時、同じような答えはいくつもいらないですよね。
例えばアメブロの場合。
アメブロのURLって、
「https://ameblo.jp/〇〇/entry-12345678.html」みたいになっています。
「ameblo/」のあとの〇〇部分に恐ろしいほどのテナントが並んでいて、テナントごとにたくさんの記事があるわけです。
例えば、横浜駅そばのラーメン屋さんだとすると、
アメブロの中に横浜駅そばの沢山のラーメン店がひしめいているとします。
それぞれのラーメン店で、味噌ラーメン、塩ラーメン、とんこつラーメンとメニューがかぶってしまうのは当然ですよね。
で、どんなに自分のお店の地域性や屋号を出しても、その頭につく「ameblo.JP」が邪魔してしまうんです。
検索者が
「横浜駅 ラーメン 美味しい」
「横浜駅 ラーメン 安い」
「横浜駅 ラーメン 評判」
で検索した場合にGooglega表示する答えに「ameblo」なんて返してきませんし、多分私達も「amebulo」なんて入力しませんよね。
たまたま、アメブロで作成したラーメン屋さんしか存在しない場合は、アメブロ記事が当然表示されるのですが、仮にアメブロの記事が表示されていたとしても、アメブロの中での人気店の1店舗か2店舗です。
高校野球に例えたほうがわかりやすいです。
神奈川県の高校で10位の強さの高校があるとします。
その高校は、福岡県で1位の強さの高校よりも断然強くても、甲子園には出られないのです。
1つの県から、1校しか出られないという決まりがあって、これはもうどうしようもなく、この1つの県に該当するのが無料ブログです。
アメブロから2つ、seeseaから2つ、はてブから2つみたいな感じです。
ところが、独自ドメインを取得して構築したワードプレスにはこの制限がかからないのです。
こんな風に、普段自分たちが調べ物をする時、どんな単語で調べ散るのか、そして、そのときに表示されたサイトをチェックしてみてください。
アメブロなどの無料ブログが、検索結果に表示されているかどうか。
これが検索結果に強いという意味になり、SEOに強いということになります。
コミュニティー性の強いブログで記事を書いていると、その小さな範囲だけしか見えてきません。
だけど実際の、検索需要は無料ブログの外にあります。
商用ブログを資産化するためには、無料ブログの外側の人に届かなければ意味がありませんし、記事がSNSのようにどんどん流れていく無料ブログでは資産にするのは難しいです。
最後に無料ブログの弱点についてもさらっとおさらいしておきましょう。
無料ブログの3つの弱点
- ほとんどの無料ブログは、商用利用として禁止されている
- 突然閉鎖の危険性がある(規約の変更も)
- SEOで上位表示されにくい
無料ブログがSEOで上位表示されない、というのは、上記で解説したとおりですが、商用利用として禁止されていることとか、突然のブログ閉鎖や規約の変更。
さらには、記事の削除やアカウントの停止までありえます。
こういったことを考慮すると、趣味の日記ブログじゃない限りはワードプレスを使わないメリットよりもデメリットのほうが大きいことがわかりますね。
まとめ
ここでは、ワードプレスを使わないブログのメリットについてまとめています。
ワードプレスを使うか使わないかは、ブログの立ち位置によって変わってきます。
趣味の日記ブログであれば無料ブログで十分。
ただ、ちゃんと
- 「オフィシャル商用ブログを構築する」
- 「ブログを収益化する」
- 「ブログを資産化する」
という場合の選択肢は、ワードプレス一択で、「ワードプレスを使わないメリット」を探す時間のほうがもったいないないですね。
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